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2012年2月13日月曜日

ヘヴンズストーリー飯島上映会に寄せて   ・・・もう一人の愛弟子・・・

3/3(土)、百鬼どんどろ・岡本芳一が
物語の核心を象徴する存在として登場している映画・・・、

瀬々敬久監督の「ヘヴンズ ストーリー」の上映会が
飯島文化会館 大ホール 13:00~(観劇料1000円)で、あります!
詳細 http://www.town.iijima.lg.jp/index.php?f=hp&ci=10532&i=14250

私の挨拶文を監督がブログに掲載して下さいました。
http://ameblo.jp/heavens-story/





私は2010年解散致した人形舞台yumehinaで出演しています。
岡本の愛弟子と言われている人形遣いは私だけでなく
もう一人います。
同じく人形舞台yumehinaだった
森田晋玄です。
岡本の入院は撮影を待つことは出来ませんでした。
岡本は同じ男であり、唯一男の人形遣いとして認めていた
森田晋玄に最後のシーンを託しました。

私は何年も岡本の照明スタッフとして
舞台を張り付くようにして見てきました。
私は岡本の舞台をそうやって見て
人形遣いとしての大事な呼吸を学んできたと思っています。
なので記憶で言うなら岡本のどの演目も私が一番確かです。
冗談での真似事なら大概出来るかも知れません。
だけど本気で真似ようとしたとき、
岡本の予測不可能な間合い、不安になるほどスローな呼吸、
突発的な乱れ・・・、
私は今でも出来ないでしょう。

それをヘヴンズストーリーで
森田はやってのけました。
当然岡本の稽古が付きましたが
例え岡本がいくら手取り足取り教えたとして
出来るものではありません。
その難しさは私が一番良く知っています。

ヘヴンズストーリーはこのように
出演者の間でも実際に命を繋ぎ「再生」という
ドラマがありました。

素晴らしい映画です。

これを機に遠方の方も
是非、信州伊那谷・飯島にお越し下さい。

お待ちしております。