痛感したことがあります。
「雛がたり」の作品紹介(あらすじ)を
公演が終わった今、作りました。
本来ならこの文章を人形演劇祭inochi当日パンフに添えて
皆様をお迎えすれば良かったと、反省しています。
百鬼ゆめひな、初の東京での単独公演。
まだまだ足りないところが沢山ありますが
これからも精進して参りますので
何卒宜しくお願い申し上げます。
実りある公演となり、このような機会に恵まれた事を
幸せに思います。
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「雛がたり」
この世のものとは思えない美しい少女と、母親がいました。
無垢な心の少女、そして少女を心からいとおしむ母。
そこは決して他の者が立ち入ることの出来ない、
汚れのない愛に満ちた世界でした。
あるとき少女は恋をしてしまいました。
しかしそれは報われる事の無い禁断の恋。
無垢なるがゆえに一層強く焦がれる一途な思いは、
いつしかその平安な世界に影を落としてゆきました。
それをきっかけに二人の愛の世界は亀裂を生じ、
あっけなく崩壊してしまいます。
強すぎた愛は、一気に心の闇と反転し、
ついに残酷な終焉を迎える時が・・・
そんな悪夢を私は見ました。
闇の中に浮かび上がる雛人形たちの仕業でしょうか。
私は絶望の淵から光を見るように、
暗く閉ざされた混沌から二人を解き放つべく、
母子の心を包み繋いでいた結界とも言うべき存在に
手をかけるのでした。
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「雛がたり」の写真と ゆめひなの紹介が載りましたよ☆ |