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2012年7月31日火曜日

初演、無事終えました。

7/29(日)鎌倉の鶴岡八幡宮近くの
鎌倉和総菜「近藤」さんで行われました
藤田淳哉さんの津軽三味線演奏会の場をお借りしまして
新作の人形&演目のお披露目、無事に終える事が出来ました。

涙を流して下さった方もいらして
こちらまで胸が熱くなりました。
最後に人形も展示しましたが
抱きしめて「パワーをもらったよ」とおっしゃって帰られた方もいらっしゃいました。
嬉しかったです。

“108の子たち”は、地元の女性数名に
お手伝いを頂いて作成しました。

チラシを作成する段階では
とにかく花にちなんだ女の舞にしたいという思いがあったので
暫定的に「花折」というタイトルにしました。
劇中で富山のわらべうたの「花折」を使うことにしたのですが
そこからタイトルを頂きました。
(その曲は最初とラストで使っています)
今後展開するにあたって
『曼珠沙華-マンジュシャカ-』という演目名に変えようと思っています。


終演後、藤田 氏と。
良い公演となりましたね。

ほとんどのお客様は
藤田さんの常連さんや生徒さんでしたので
私の世界を展開するのはちょっと気後れしてましたが
とても温かく迎えて頂きました。

これからも『曼珠沙華』を積極的に上演していきたいと思っています。
近くで上演するときは
是非とも見に来て下さいね。


こころからありがとうございました。




2012年7月28日土曜日

完売しました

7/29(日)ゲスト出演する事になってる
湯浅大吾さんの津軽三味線演奏会は
既に完売となっているようです!
http://tsugarushamisen.blog62.fc2.com/

自分を奮い立たせるべく作り始めた
“せーたか”人形。
仕上がったとき、私にとっての女神が誕生した、と
自分で作ったけど人形に「ありがとう」と泣いた。
上手く説明できないけれどそれくらい何かとても辛かった。
人形の誕生に光をもらった。
人形に導かれるまま夢中で演目を作った。

大吾氏がもし声を掛けてくれなかったら
この人形も演目も
今出来ていないと思うとゾッとする。
この光を見られなかったら
それは不幸だったろうと思う。

8月松本、9月知多半島、11月飯島で
上演する予定です。



2012年7月18日水曜日

南信州かぶちゃん村の都合により・・・

南信州かぶちゃん村・神楽殿においての障遣願舞は
7月15日をもって
かぶちゃん村の都合により公演中止となりました。
再開のめどが付きましたらご報告いたします。

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この一年、世間が賑わう祝日やクリスマス、
年末年始も元旦もGWも、ほぼ誰と会うことなく
孤独に舞台だけを務めて参りました。
(一年でそこまで言うには大袈裟かな?)
同じ演目を連日のようにやり続け、
毎回毎回新鮮な思いで、全力投球で演じる、という
貴重な経験が出来た事、
そして何より多くのお客様と触れ合えた事、
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

同じ出演者だった
湯立神楽の久高徹也さんと
http://geinohyogenshi.lolipop.jp/
この経験を糧にして
さらなる飛躍を誓い合うのでした。


2012年7月16日月曜日

曼珠沙華

曼珠沙華、作っています。
想像以上の手間が掛かっています。
ペーパーフラワーですが
これほど大変とは・・・。

物凄いパーツの数です!
 二人がかりでやってます!!

↓の舞台で最初に使います。

※画像はイメージです。
実際遣う人形は「せーたか」です。
私の出演は20分ほどですが
108の飾りを着けた「せーたか」の人形が
「曼珠沙華」に囲まれて
藤田淳哉氏の身体に突き刺さるような津軽三味線の音色で舞います。
“遊女”に挑戦します。

2012年7月11日水曜日

いいだ人形劇フェスタの夏

今朝は、これから夏がやってくるというのに
秋のような気配の信州伊那谷です。

随分何年にも渡って毎年、

「夏」
  ↓
「いいだ人形劇フェスタ」
 ↓
「有料観劇部門で実験的な新作発表に挑戦」

が、恒例でした。
フェスタが終わると同時に来年のフェスタで何をやるか・・・。
フェスタを照準に(逆にフェスタしか機会がなかった)
すべての活動をしていたと思う。
なのでこの時期は季節と共に「辛い」という感情が
すり込まれているので、追い詰められているような気分に
なってしまうのです。

なのに・・・、どうやら今日の気候で
身体が秋と錯覚してしまっています。
精神的に落ち着き、充実していく感じが・・・。
(おーい、セミもひぐらしも鳴かないのかい?)

ちなみに今年もいいだ人形劇フェスタに参加します。
近年は上演できる場を人形劇という範囲から
はみ出して挑戦したい、と思い始めたので
実験的新作をぶつける機会にはしていませんが
どちらかというと、何度もステージを重ねた演目で
ワッペン公演という形で参加させて頂き
より多くの皆さんに楽しんでいただけるもので
上演しています。

日程は8/3 シルクホテル 20:00 らしい・・・(汗
(※らしい、というのは自分の上演日程をフォロアーさんのTwitterの書き込みで知ったからです)
演目は障遣願舞・宇津神楽。
昨年の今頃はこの演目は誕生していませんでした。
でももう少しで1歳になります。
なんと既に200ステージ上演してきた作品です。
毎回毎回新鮮な状態でやれる程、作り手・演者にも刺激的な作品です。
より多くの皆様に観て頂ければと思います。
そして、厄を祓う人形神楽として
皆様の多幸を願って精一杯舞わさせて頂きます。






2012年7月6日金曜日

今日は岡本さんの命日です。

2010年、2年前の7月6日、
岡本さんは彼岸へと
一足先に旅立っていきました。

いつか再会出来たら、
対等に語り合う事が沢山出来るように
精進していきたいと思います。

合掌。

2012年7月2日月曜日

この世は生きている人のもの

「ターシャ・テューダーの手帳」というのを
2011年に買いました。
見ているだけで幸せな気分になる
ターシャさんのイラストと
見開きに言葉が入っているスケジュール帳でした。
ひときわ心に残る言葉がありました。

“近しい人や、かわいがっていたペットを亡くした時は、
悲しみにうちひしがれました。
でも、この世は生きている人のものなのだと、
気がついたのです。”

当時はまだ良く理解出来なかったけれど
何故かものすごく救われた言葉でした。

3回忌で岡本さんの墓参りをした時に
「俺はもう死んだんだよ」
と、言われたような気がしました。

これからの自分の未来、生き方について
長い帰途につきながらいろいろ考えました。

もうすぐ岡本さんの命日です。
9月には出来る範囲なので小規模かも知れませんが
どんどろ岡本祭(←仮名です)もやります。
時期は分かりませんがいつか必ず
岡本芳一本も出したいと思っています。
ああ、そうだ、闘病中の岡本さんと
「六花(Rocka)」という作品をつくる約束もしたし、
これからも岡本さんと私の活動は
二人三脚になると思います。
でも失った長(オサ)の幻を追うように生きるのではなく
「この世は生きている人のものだよ」とつぶやきながら、
どんな道か怖いけど
進んで行かねば、と思っています。

2004年桜公演「花妖」~はなあやかし~
左)岡本さん、右)美千香 場所/大鹿村