Translate

2011年12月30日金曜日

最後の舞台でゴッツンコ☆

昨日、伊那谷道中
ふるさと座「神楽殿」の
午後の舞台が
今年最後の舞台となった。

お客様も笑っておられましたので
暴露します。

ウツメノミコトは最後の最後の退場の際
瓦の屋根に頭をぶつけました。

「ゴンッ!」

って。

11/3、神楽殿がスタートしてから、どの神様が
最初に瓦にぶつけるか、と話していました。
まさかウツメノミコトだとは・・・。

終演後の挨拶で私は申しました。

「皆様の厄を一手に引き受けて、全て祓ってしまおうと
この小さな女の子ががんばりまして、
本日は頭までぶつけてしまいました。」

と。

痛みは私に飛んできたようで
伊那谷道中を後にして、私はかすかに頭頂部が
痛かったように思いました。

さあ、来年も皆様の多幸を願って
障遣願舞、宇津神楽を
舞っていきたいと思います。

元日からスタートします。

※元旦は伊那谷道中は入場無料です。

2011年12月29日木曜日

仕事納めカウントダウン

昼神温泉 石苔亭いしだ「紫宸殿の宴」での
仕事納めが昨夜でした。

能舞台も益々厳粛な雰囲気になっています。

本番前、一年を振り返った。
実に長い一年だった。
短い三年に匹敵するのでは?と思う。

昨年の今なんて「どんどろハウス」の大解体が済んだばかりで
仮住まいのアパートに居たし、
宇津神楽は構想のみで、影も形も無かった。

何もかも遠い昔の事のように思う。

今年1年の「宴」のしめくくりとなる舞台なのか、と思うと
気持ちが引き締まった。
私の中ではそれにふさわしい状態で舞台に挑めた。

2011年12月28日水曜日

川本喜八郎人形美術館

8月のフェスタで
「人形のいる風景
~ドキュメント・オブ・百鬼どんどろ~」
を上映させて頂いた場所でもあります。

川本喜八郎さんは、岡本さんの野外公演を
こっそり?見に来られた事があるんですって!
学芸員さんがここの岡本さんの展示室を訪ねて下さった時
その話をお聞きしました。

公演場所以外で今回唯一
ウーリーを連れていけたところです。
なんと私も初めてでした。

素敵でした。
写真撮影ポイントです。
事前にウーリーにはDVDで
私の特に大好きな作品「花折り」と
岡本さん繋がりで「道成寺」を見せました。

「知らなかった、ありがとう」
と言われました。

「平家物語」と「死者の書」を見ていない私ですけどね・・・(汗

2011年12月26日月曜日

クリスマスイブ

雪が降ってホワイトクリスマスになりました。
こんな夜に舞台が出来て嬉しい。
でも、お泊まりになられている皆さんが羨ましい・・・。

女将の提案で
人形もサンタの帽子でご挨拶
そして今日、13年前にどんどろで5ヶ月共に過ごしたウーリーが
やって来ました。(ドイツ生まれ、オランダ在住)
数日ゆめひなの家に滞在します。

ウーリーのパンフレット。
アバンギャルドな感じが、かっこいいですね!
前からヨーロッパのアーティストの経済状況は羨ましいと思ってきました。
(話に誤解が無ければですが・・・)
彼女みたいなアーティストはどうやって食べていってるのか、というと
国からの助成があるそうです。(アーティスト基金?)
ですが、話を聞くと、お金は入るが、公演を打って、ワークショップをして、
旅公演に出て、新作作って・・・
ずっとずっと責任を果たさないといけなくて大変だそうです。
長野県にもそういう基金があります。
基金がおりても辞退する人も出ているそうです。
やはりハードワークだからでしょう。
ヨーロッパの方が状況は良いかも知れないけど、
悩みは一緒だね、という話をしました。

同い年です。会話は英語です。

私は英語は得意ではありませんが、やっぱり良く知った人とは
話が通じやすいですね。

13年前のクリスマスイブ同様に、歌をもう一度一緒に歌いました。

2011年12月22日木曜日

工房完成!

12/21、工房が完成しました。
これで住居部分、岡本芳一人形展示室、稽古場、工房、客間と
ゆめひなアトリエに必要な全ての部屋が揃いました。
もちろんまだ細部の作り込みに至っては手つかずのところもあるし
十分な間取りでも、広さでも無いかも知れないけど
この改築に関してはパーフェクトだと自負している。
工房はどんどろハウス時代、デッドスペースだった部分です。

再生って、素晴らしい。

工房です。まだ片付いていません・・・(汗

工房の床は、以前の部屋で使われていたものです。
解体時、再利用するつもりで丁寧に分解して取っておきました。

本来なら新しく調達した方が手間も費用もかからないと思います。
私の想いを汲んで下さる
素晴らしい大工さんや職人さんとの出会いに恵まれ
徹底的にどんどろハウスに使われていたモノを
再利用する事が出来ました。

2011年12月16日金曜日

衣装の調達に。

今日は待ちに待った空き日。
なる早で衣装を調達しなければならなかったので
群馬に行くか名古屋に行くかさんざん迷って
予算と距離を考慮して、今日は名古屋に行くことにした。
近年は猫姫の衣装を最後に
あまり名古屋には買い出しには行かなくなっていた。
今一つ運命的な出会いを(衣装と)感じることが出来なくて・・・。

いやあ・・・、今日は良かったと思う。

「大須大道町人まつり」でお世話になっている街です。
今日は存分に古着屋巡りです。

お馴染みの浅間神社です。2010年の町人まつりでは
岡本さんの追悼公演や、猫姫をやりました。

沢山の美しい着物に夢中の数時間でした。
2ヶ所のお店で購入。
1つのお店でのこと。

お会計でドキドキ・・・。

「では30%引きで、、、」というレジの方の言葉に
「ヤッター!!!」と心で叫びました。

“この階全品30%オフ” と、なっておりました。
たまたまなら本当にラッキーだった。

2011年12月15日木曜日

岡本さん特集

誕生日とは、この世の側の者の
大事なお祝い事と私は思っているので
12/15、岡本さんの誕生日ですよ、というのは
なんだか違和感がありますが
岡本さんが最後に残した未完成の人形のかしら、新作のスケッチなど
ご紹介したいと思います。

生前、信大の待合室にて。とても元気だった頃。
ゆめひなアトリエ内にある
岡本芳一人形展示室 ※まだ未完成です
 ここまで作ったところで岡本さんは入院となりました。

怖い子なんです・・・。
女の子だから髪をつけてあげたいですね・・・。
でも主がいないので仕方ないですね・・・。

演目のタイトルは
“Ikon“(イコン)
VEINに続く映画第2弾にすると張り切っていました。

見舞いに行くと“Ikon”の話ばかりでした。
「この人形と一緒に居るのはどんな男だと思う?」と聞かれたので
「男とかじゃなくて、カエルなんじゃないかな」と答えた。
それで腑に落ちたのか、スケッチの共演者は「カエル」になっていた。

岡本さんの作風がVEIN、Ikon、となって
正直な話、私は良く分からなくなってしまっていました。

もちろんそれは問題ではなかったです。
岡本さんの表現世界が私の全であったなら
私は表現者にはならなかったと思うから。

2011年12月11日日曜日

9日の朝は銀世界だったようです。
(私はまだ鹿児島にいましたが・・・)

今日は宴の日だったので、伊那谷道中を終えて
「石苔亭いしだ」に向かいました。
まだお庭に雪が残っていました。

早く着いたので、控え室で待機させてもらいました。
お部屋にテーブルしか無かったので
女将のお気遣いで、コタツを用意して頂きました。
温かくて、気持ちよくて、うたた寝をしてしまいました。
念のためかけていた目覚ましで飛び起きて
自分がどこにいるか、本当に分からなかった。
我に返って、思わず笑っちゃいました。
お陰様で元気復活、その後の宴の舞台に臨みました。

終演後、嬉しい事がありました。
小さな男の子が、もっと小さな男の子に付き添われて
「サイン下さい。」と私のところに来てくれました。
私は小さな紙にサインしました。
そしたらその小さな男の子のお姉ちゃん(?)が
いつのまにか弟(?)の側に立って
「ありがとうございました」と言いに来てくれました。

私は自分の舞台にプライドは持っていますが
自分の演技・表現から勇気をもらうことはありません。
でも勇気が無いと前に進めません。

今日の子供さん、今夜の出来事で勇気を頂きました。
有り難うございます。

2011年12月9日金曜日

伊那谷へ

鹿児島を出て14年。
帰郷の度に迎える、バイバイの光景。
何度迎えても、慣れない。

胸の詰まるような寂寥感。
離陸と共に離脱。
 鹿児島を発って数時間で中央道。

中央道に入ればもう帰り着いたようなもの。
ミイコは空の旅に慣れた様子だった。

2011年12月8日木曜日

帰郷7日目

今日は祖母の「ふた七日」だった。
この地では四十九日まで
初七日、ふた七日、み七日、よ七日、ご七日、ろく七日、と
法要をする。
祖母は11/25に逝ってしまった。
私は見送ることが出来なかった。

ここを上がって玄関を開けたら、いつだって祖母が迎えてくれた。

時が止まった場所が点在している。

2011年12月7日水曜日

帰郷5日目

父が趣味で陶芸をやっている。
帰郷した日から毎日
「絵付けをしてくれんけ」と言われ続けている。
今日、一日かけて取り掛かることにした。

下絵は菊だそうだ。
数時間かけて完成しました。
この後もまだ何か施すらしい。 
 宿題、もう一つ。
フツウでスミマセン・・・。
限りある絵の具を駆使してやりました。
ここ数年のうちで実家は
父の作った器、灯篭、不思議な置物であふれかえっている。

2011年12月5日月曜日

帰郷3日目

12月というのに暖かい。
友人と鹿児島中央駅で会うため、重富駅に向かう。
列車の時間まで暫し
私が赤ちゃんの頃、よく連れて行かれていたらしい
海辺を歩く。
今は整備されて立派な公園になっている。
横からの桜島。
 
いかにも南国な景色。


自慢の鹿児島ラーメン。
県外で本物の鹿児島ラーメンを食べれた事は無い。




2011年12月4日日曜日

2011年12月1日木曜日

怒濤の11月、終る。

11月・・・終わった。
乗り切った、達成感。
12/2~9まで待ちに待ったホリデイだ!
宇津神楽の衣装も
群馬の地球屋さんにドック入りする為、送り出しました。
しっかり休んだら
来年3月、東京都調布市のせんがわ劇場で行われる
人形演劇祭"inochi"での上演に向けて
本格的に動き出しますよ。


障遣願舞メンバーの方が
こんな置きチラシを作ってくれました。