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2012年2月23日木曜日

春雨

夕方5時が明るいことに気づき
嬉しくなった。

春はやって来るんだ。
信州伊那谷の春、
懐かしいような、哀しいような・・・。
そんな気持ちで感じる気温や景色は
温かくて、美しい。

「哀しい時、眺める景色が美しいって、
それってハッピーってことですよ。」と、
鈴木女史こと、鈴木智子が言う。

今夜は雨。
シトシトシトシト・・・。

もう一度、やっぱり雪は
降るのでしょうか。

2012年2月19日日曜日

鈴木女史

昨年の暮れに私の舞台を突然見にやって来た女がいた。

それが鈴木女史。
現在、ここに居着いている。

第一印象は最悪だった。
とにかく来たい、というので
「今夜なら舞台がある」と教えたら
バイトの面接を受けたその足で
新宿から高速バスに飛び乗った、という。

「飯島」じゃなくて「飯田」で降りるよう告げた。
そのまま昼神に向かうためだ。
それなのに彼女は「飯島」で降りた。
本番の時間は迫ってる。
「飯島」には私は戻れない。

彼女は「私なら大丈夫です!」と言ったが
既に外は氷点下。
直ぐに地元の友人に電話して
彼女をピックアップして
昼神に連れてきてもらえるようお願いした。

それが彼女との最初の出会い。
忙しい年末、精神的に余裕の無かった時で
私は尋常じゃなく怒ったと思う。

舞台を見てもらって、ひとしきり彼女の話を聞いて
翌日早くに帰した。

そんな彼女は1ヶ月後の1月末
再びやって来た。
スーツケースにパンパンに食材を入れて。

「私は生活のルールが沢山あるし、気難しいよ」
と脅した。まあ事実だし・・・。

そして現在に至る。

私が彼女を受け入れようと思った決め手が1つだけあった。
彼女が「ここに居たい」と私に懇願した言葉が
私が97年、岡本の元を訪ねた時
懇願した言葉とまったく同じだったからだ。
(その言葉は当面彼女には教えないでおくつもり)

第一印象が最悪だったお陰で
現在は何をやっても良く見える鈴木女史。

「雛がたり」再演に向けてキリキリマイの私を
大変助けてくれています。大活躍です。


今度の「雛がたり」の舞台美術の
試作の前段階を試みる鈴木女史。

2012年2月17日金曜日

寝静まった頃

稽古場の電気を消して
私が去ったら・・・もしや!?

と、思うけど
どの人形でも何にもありませんよ。

3/22、23で上演する「雛がたり」に登場する雛人形。
岡本さんが初演時に作ってくれたものです。

2012年2月16日木曜日

初午祭

2/12は鹿児島神宮の“初午祭”じゃったそうです。
あたいがブログのタイトルに“鈴かけ馬” ち、言うちょっもんやっで
両親が初午祭に鈴かけ馬をば どしてん見に行たっこんなら ち、
行っきゃったぎーな 写メをば 送ってきゃったで、
画像は悪りどんから、見てくいやったもんせ。

ちんけ頃見たとっな、おそろしごあった。
※小さい頃見た時は怖かった。

ポンパチ(初鼓)も買ったそうです。

2012年2月13日月曜日

ヘヴンズストーリー飯島上映会に寄せて   ・・・もう一人の愛弟子・・・

3/3(土)、百鬼どんどろ・岡本芳一が
物語の核心を象徴する存在として登場している映画・・・、

瀬々敬久監督の「ヘヴンズ ストーリー」の上映会が
飯島文化会館 大ホール 13:00~(観劇料1000円)で、あります!
詳細 http://www.town.iijima.lg.jp/index.php?f=hp&ci=10532&i=14250

私の挨拶文を監督がブログに掲載して下さいました。
http://ameblo.jp/heavens-story/





私は2010年解散致した人形舞台yumehinaで出演しています。
岡本の愛弟子と言われている人形遣いは私だけでなく
もう一人います。
同じく人形舞台yumehinaだった
森田晋玄です。
岡本の入院は撮影を待つことは出来ませんでした。
岡本は同じ男であり、唯一男の人形遣いとして認めていた
森田晋玄に最後のシーンを託しました。

私は何年も岡本の照明スタッフとして
舞台を張り付くようにして見てきました。
私は岡本の舞台をそうやって見て
人形遣いとしての大事な呼吸を学んできたと思っています。
なので記憶で言うなら岡本のどの演目も私が一番確かです。
冗談での真似事なら大概出来るかも知れません。
だけど本気で真似ようとしたとき、
岡本の予測不可能な間合い、不安になるほどスローな呼吸、
突発的な乱れ・・・、
私は今でも出来ないでしょう。

それをヘヴンズストーリーで
森田はやってのけました。
当然岡本の稽古が付きましたが
例え岡本がいくら手取り足取り教えたとして
出来るものではありません。
その難しさは私が一番良く知っています。

ヘヴンズストーリーはこのように
出演者の間でも実際に命を繋ぎ「再生」という
ドラマがありました。

素晴らしい映画です。

これを機に遠方の方も
是非、信州伊那谷・飯島にお越し下さい。

お待ちしております。

2012年2月9日木曜日

2日目の合同稽古

今日は稽古模様に
ケーブルテレビの取材が入った。

ゆめひな稽古場にて。

音響の尾林さんもインタビューを受ける。
現在、「雛がたり」初演時の頃の私と
同じ年頃のお嬢さん方と縁がある。

一人は
「雛がたり」公演に向けて、ゆめひなの重要メンバーとして
関わることになったお嬢さん。
水面下の業務を水を得た魚のように生き生きとこなしてくれる。

もう一人は
上記ケーブルテレビのお嬢さん。
彼女は深夜だろうが返信が速攻返ってくる。
いつだって番組制作に夢中、誰にも止められない。
まさにそんな感じ。

そんな彼女たちは
私が良い舞台をしたら喜んでくれるだろうな、と
思ったりした。

喜んでもらいたいから
私も精進します。

2012年2月8日水曜日

春のようでしたね

昨夜から音構成さんを東京からお呼びして
「雛がたり」の合同稽古が始まった。

10年前のDVDを一緒に見ながら
当時の反省と、現在の双方のやりたい理想、方向性について
語り合う。
昔話に目を細める。

私達はキャリアも年齢も同じくらいだった。
当時は当時なりの精一杯、
渾身の力を振り絞って作った作品だった、
と言える。しかしDVDで見る限りでは、
足りなさしか目につかなかった。

驚いたのは舞台の出来というより
我々の“どや顔”っぷりだった・・・(失笑)


稽古場に設置した舞台道具の雛壇

2012年2月5日日曜日

ゆめひなの怖い家

言う程怖くはないのかな?

玄関に般若の面、
お勝手側には“山椒太夫”をモチーフにした
芝居の極彩色的絵看板。
庭に龍神さまの枯山水のミニ住まい。

何より人形部屋?
岡本芳一人形展示室!

お勝手開けたら・・・
頂いた日の夜は私も怖かった・・・(汗
闇の中で見たら怖いよぉ。

現在、お手伝い&お勉強の方がいらしている。

私が雑談で
「昔は怖がりで本当に大変だったけど、今は不思議と怖くないんだよ。」
と言ったら、

「もうそっち側の人になっちゃったから、怖くないんですよ~」
と、言われた。

そう言われて結構嬉しかった。
年を重ねて、イマジネーションが退化して、ってパターンかと
思っていたので。。。

2012年2月1日水曜日

是非、のぞいていって下さい

ゆめひなサイト、更新しました。
公演、映画情報などございます。
是非、ご覧下さい!

http://www.yumehina.net/

今日は除雪車を何回も見ました。
雪の信州伊那谷です。